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下部内視鏡検査(大腸カメラ)
下部(大腸)内視鏡検査は、腹部膨満感、下痢、便秘、血便、貧血の症状で検査を検討します。近年働き盛りの若年者に「便秘と下痢を繰り返します」「いつも下痢です」「お腹が張ることが多いです」と訴える方が増えております。大腸の機能は便の水分調節をすること、バリア機能(便と接しても血管内に菌が入り込まない)の2つの機能が主ですが、大腸の粘膜が炎症でただれてしまいその機能が破綻して下痢になっているのか、粘膜がただれていないのにもかかわらずストレスなどで水分吸収の機能が破綻して下痢になっているのかで治療が異なります。その違いは内視鏡で実際に粘膜のただれがあるか無いかを診るのが有効な診断法です。正しい検査、および治療で日常生活の質を高めましょう。
また、40歳以降に罹患率が高くなる大腸がんは唯一「予防できるがん」ともいわれ、がんになる前のポリープのうちに切除することで、がんになる確率が下がると言われています。自覚症状はありませんので、これは定期的に検査をするしかありません。前処置(お腹を空にする下剤の内服)や、お尻から内視鏡を入れるという抵抗感から敬遠されやすいため、自覚症状が出てから検査をして進行がんであったということが多く、2017年調査では、大腸がんは男女合計では肺がんに次ぐ死亡率第2位となっております。症状がなくとも定期的な検査をし、早期発見、早期治療をしましょう。嗚咽反射がないため、検査をされた事のない方はぜひ検討してください。
1.受付下部内視鏡 同意書(PDF)
下部内視鏡(ドック)同意書(PDF)
- 保険証やお薬手帳、健診結果等持参ください。
- 初めて受診される方は問診票の記入をお願いいたします。
2.問診・診察
- 症状がある場合は問診、診察のうえ検査の説明をいたします。
- 健診や人間ドックで異常を指摘されている場合は、その結果を検査の参考資料とさせていただきます。
- 内服薬の確認(抗血小板/抗凝固薬を内服の方は申し出てください)。
- 既往歴、アレルギーの有無の確認をいたします。
- 同意書の説明や検査の流れ、食事、前処置の注意事項についてお話しします。
- 検査の予約を取ります(ドックでも前処置があるため胃カメラ違って検査日の前に来院してもらいます)。
3.検査前日
- 検査3日前から消化の良い食事をしましょう。
- 夜20時前までに軽めの食事を済ませてください。
- 寝る前に約6時間後に作用する下剤を2錠内服していただきます。
4.検査当日
食事は摂らずに来院してください。
内服薬も基本的には検査後の内服となります。
朝7時から2リットルの吸収されない水の下剤を飲み、自宅でお腹を空にしていただきます。
水や着色していない飲料水は摂取可能です。コーヒーや牛乳、栄養ドリンクなどは摂取不可です。
5.検査前
- 鎮静剤ご希望の有無にかかわらず点滴をします。
6.検査
- ベットに横になります。
- 鎮静剤をご希望の方は、点滴のところ鎮静剤が入ります。
- お尻が痛くならないようにゼリーを付けます。
- 息を吸って、息を吐くと同時にお腹の力を抜きます。
- 検査時間は約20〜30分前後になります。
- ポリープ切除の場合はプラス約10分の検査時間となります。
7.検査終了後
- お疲れさまでした。リカバリールームでお休みいただきます。
- 検査後の注意事項の説明があります。
8.検査結果の説明
- 画像をご確認いただきながら検査結果の説明をいたします。
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